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社民党石川県連
終戦記念日街頭宣伝行動
2007年8月15日


















07.8.16北國新聞


07.8.16北陸中日新聞

 本年も終戦記念日の15日,金沢市内2か所で街頭宣伝を行った。小泉安倍政権は,この間,有事関連法,国民投票法の成立,教育基本法改定を行い,いよいよ次は憲法9条改正と言う段階に至っている。

 参院選で憲法を争点にしようとしていた安倍首相だったが,年金記録不備や格差問題こそ重要という国民の声に,この問題は争点化されなかった。誰もすぐに憲法を変えるべきだと思っていないと言うことである。 しかし,自民党も安倍首相もあきらめてはいない。3年後の憲法改正草案の発議は既定路線である。

 私も戦後生まれではある。戦争の本当の姿を理解していないかもしれないが,歴史を学び体験者の話を多く聴いてきた。体験のないものは学習すること想像することでその実体に近づくことは出来る。学べば学ぶほど,「戦争や暴力で平和を守ること,平和をつくること」は不可能であるということだ。















聖戦大碑撤去の会全国総会
高橋哲哉氏講演
2007年8月4日:石川県教育会館


 本年の総会は
高橋哲哉氏の講演
 
 
日本は,自衛隊法,有事関連法,防衛庁の省昇格などを次々と改悪・成立させ戦争する国へと暴走している。あとは憲法だけ,そして,その自民党の憲法草案が示されている今日,この石川に建つ「聖戦大碑」の持つ意味をあらためて考えるべく,高橋氏の講演を聴いた。

聖戦史観,東京裁判史観とは
 
聖戦大碑は聖戦史観にもとづいている。アジア解放の正しい戦争だったと主張している。このような考え方を支持する人たちは東京裁判を否定し,日本の戦争責任を認める考え方を東京裁判史観と称し批判する。しかし,東京裁判では天皇の戦争責任を追及していないし,昭和天皇はこのことについてマッカーサーに謝意を述べている。この矛盾をどう説明するのだろう。

安倍「戦後レジーム」と憲法・教育基本法
 安倍首相は現憲法・教育基本法は押しつけであるという。これに縛られてきた戦後体制(レジーム)を脱却し美しい国をつくると行ってきた。しかし,憲法・教育基本法の理念は十分に実現されておらず,そんな体制もなかった。ただ,憲法を変え軍隊をもつという戦前回帰の思想というほかない。

憲法第1条と9条はセット
 日本の占領統治には天皇の存在が必要だった。それが第1条。しかし,軍隊をもてばまた皇軍をもつ国日本が復活する懸念は消えない。戦争放棄の第9条によってこれを封印した。1条「象徴天皇」と9条「戦争放棄」はセット,それが現行憲法だ。

自衛軍は何と言おうが日本軍

 自民党憲法草案第九条の二「我が国の平和と独立ならびに国及び国民の安全を確保するため,内閣総理大臣を最高指揮権者とする自衛軍を保持する。」(以下2,3,4あり)

沖縄 集団自決検定,辺野古に自衛隊
 
終戦直前沖縄各地で起こった集団自決への旧日本軍の関与に関する記述が教科書から消えた。沖縄県の各議会では自民党も含めこの検定に異議を唱える意見書が採択された。安倍首相の従軍慰安婦の強制性の否定も含め,戦争の歴史の事実を隠そう,ねじ曲げようとするとする動きが進んでいる。米軍の基地建設反対運動が続いている辺野古には自衛隊が出動した。最も戦争の実体を知る沖縄で起こっていることが,これからの戦時体制の有り様を示唆している。

国を守るとは,国民を守ることではない
 
自衛隊制服組OBも言っている「軍隊が国民の生命と財産を守ると勘違いしている人がいる。国家体制を守るのが軍隊だ。」と。国民の犠牲は当然あり得る。戦死者も出る。このとき死者を顕彰する施設として「靖国神社・護国神社」がどうしても必要になってくる。国のために命を捧げることは美しい,尊いと褒め,讃えるのだ。しかし,遺族は本当は生きていてほしかったのである。

戦争絶滅受け合い法案

 20世紀初め,デンマークの軍人フリッツ・フォルムが発案
 
戦争行為の開始または宣戦布告の効力の生じたる後10時間以内に次の処置をとるべきこと。すなわち下の各項に該当するものを最下級の兵卒として招集し,出来るだけ早くこれを最前線に送り,敵の砲火の下に実戦にしたがわしむべし。
1.国家の元首。ただし君主たると大統領たるとを問わず,もっとも男子たること。
2.国家の元首の男性の親族にして16歳に達せる者。
3.総理大臣,及び国務大臣,ならびに次官。
4.国民によって選出されたる立法部の男性の代議士。ただし戦争に反対の投票をなしたる者はこれを除く。
5.キリスト教又は他の寺院の僧正,管長,その他の高僧にして公然戦争に反対せざりし者。
 上記の有資格者は,戦争継続中,兵卒として招集さるべき者にして,本人の年齢,健康状態を斟酌すべからず。ただし健康状態については招集後軍医官の検査を受けしむべし。
 以上に加えて,上記の有資格者の妻,娘,姉妹等は,戦争継続中,看護婦又は使役婦として招集し,最も砲火に接近したる野戦病院に勤務せしむべし。

 この法案は戦争自体を否定してはいないが,この法律があれば戦争は絶滅する。しかし,戦争を起こす者はこれを認めることはない。

戦場になって初めて戦争を経験した
 
日本国民が本当に戦争を実感したのは,空襲を受け,目の前で家が焼け人が死んでいくことを見たときだ。そしてそれこそが戦争なのだ。


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