朴仁祚さんらの努力により知られるようになった,尹奉吉(ユンボンギル)と金沢市の関係
日本の植民地時代,韓国の独立をめざし中国に亡命した尹奉吉は,1932年4月29日上海虹口公園で日本軍が主催した「天長節兼戦勝祝賀式典」の壇上に爆弾を投げ,日本の要人たちを死傷させた。自爆する間もなく逮捕され,5月25日軍法会議で死刑判決を受けた。11月に大阪に移送,12月18日に金沢に連行,同19日7時40分陸軍訓練場で処刑された。遺体は極秘に野田山墓地の参道に埋められた。
1946年3月,県下在住の韓国人たちは悪戦苦闘の結果3日で暗葬の地を発見し,遺体を発掘した。遺体は韓国独立運動の英雄としてソウルで国民葬(国葬)が行われ,孝昌公園国立墓域に安葬された。
1992年4月,韓国と在日本大韓民国民団の手で「殉国碑」(下左の写真)が建立された。暗葬跡地での建立にこだわった朴さんは「月進会」(尹奉吉が農民運動中組織した会)の現会長尹圭相さんの協力と在日韓国人,日本人の募金によって,同年12月『尹奉吉義士暗葬之跡』碑(下右の写真)を建立した。
平田誠一市議会議員の努力もあり,金沢市は国際親善と相互理解の扉を広げ保存整備を支援している。
 
視察日程
韓国禮山郡徳山 尹奉吉(ユンボンギル)の生地での祭享と文化祭に参加 → 関連施設視察 → 独立記念館見学 → ナヌムの家訪問 → 板門店現地見学 → 孝昌公園に尹奉吉義士墓参,記念館見学
 
▲4月29日の祭亨に来賓として参加(平田市議,森市議らと)
朴(パク)さんが「月進会」尹圭相さんより表彰を受ける▲
 
▲多くの露天商が並び祭典への人出は10万人にも及ぶ
天安「独立記念館」で(左端:盛本,隣は日本語ガイドさん)▲

予定時間がずれ込み,元日本軍「慰安婦」のハルモニたちが暮らす「ナヌムの家」には夜遅く到着した。
ボランティアの在日韓国人女性と日本人男性の2人の若者が説明と資料館の案内をしてくれた。
■ナヌムの家・日本軍「慰安婦」歴史館HP
歴史の真実を学ぶことなしに,真の友好関係を築くことはできない。重い体験だった。
「夜遅くでおなかがすいているでしょう。ラーメンでも食べていきませんか。」とハルモニは暖かい言葉をかけてくれた。
▲「ナヌムの家」で元「慰安婦」のハルモニに会うことができた。

ソウルの孝昌公園には,ユン・ボンギルを含む3人の韓国独立の英雄の墓碑が建てられている。
金沢で死刑銃殺され,暗葬された遺体は発掘され,国葬の後ここに安葬された。
▲尹奉吉(ユンボンギル)の墓に献花
|