|
2006年9月定例会 予算特別委員会質問 質疑要旨
学力低下問題について
1.「確かな学力」を育てるため,その動機付けとして競争という方法を中心にすえて進めるのか。
2.意欲を高めるための内的な動機付けをどのような方法で行うのか。
3.学力低下といわれるが,2003年のPISA調査で問題とされるのは「読解力」ではないのか。
(答弁:教育長)
図書館教育について
1.「読解力」向上には,図書館教育・読書教育も重要と考えるが,その認識は。
2.県内小中学校,県立学校での図書館司書の配置状況はどうなっているか。
3.石川県の公立高校の図書館司書の雇用形態と,全国の状況はどうなっているか。
4.石川県では図書館司書の評価と処遇が正当に行われていないのではないか。
(答弁:教育長)
5.常勤的嘱託職員に育児休業を認める方向で検討する考えはあるか。
6.図書館司書の雇用形態,労働条件改善は早急に行われるべきと考えるがどうか。
(答弁:総務部長,知事)
南部総合養護学校について
1.保護者の要望に基づくものか。
2.今後の特別支援教育の構想は,障害児教育の効率化・経費削減を目的としているのではないのか。
3.保護者,教職員への説明はどのように行われ,理解を得られているのか。
4.拙速は避けるべきであるが,今後のプロセスとその時期についてどう考えているか。
(答弁:教育長)
以下時間切れで質問できず。
同内容の質問を厚生環境委員会で,若林議員にしていただきました。
原発タービン事故について
1.浜岡原発,志賀原発での事故・故障について,重大性の認識はどの程度あるのか。
(答弁:知事)
2.浜岡原発の事故の実態について,石川県として独自に情報の収集を行っているのか。
3.近年,ものづくりの現場の変調が起こっているが,今回の事故もそのような背景があるのではないか。
(答弁:環境安全部長)
4.製造と運転を許可した国の責任についてどう考えるのか。
(答弁:知事)
質疑全文
◆盛本芳久 委員 まず、教育長に学力問題についてお伺いをしたいと思います。
新しい教育長、今回の議会の答弁で、学力に関してはいわゆるテストの点数だけではなくて、意欲、関心、そういうものも含めた確かな学力という言葉で、こういうものを育てていくんだというふうに答弁されておりますけれども、重要なのはその確かな学力というものをどこでどういうふうにやっていくかということが大変重要だと思うんですけれども、それを育てるために動機づけとして今は競争して、そしてランキングをしてというそういう評価、そういうことが目につくわけですけれども、そういうことを中心にこの確かな学力というものをやっていく、動機づけにしようとされておられるのかどうか、中心の考え方というのを教えてください。
◎中西吉明 教育長 子供たちに確かな学力をはぐくむためには、まず子供たちの学習の到達度等の実態をしっかりと把握すること。そして次に、その実態をもとに学校に対する人的あるいは制度的な支援を充実させること。そして、何よりも教員の資質、指導力の向上を図ることが必要であると、このように考えております。
しかしながら、子供たちにそうした学力を身につけさせるためには、やはり競い合う場面、あるいは切磋琢磨する機会も必要であり、そうしたことを通してみずから学び、みずから考える力などのたくましい力を育成していくことができるものと考えております。
◆盛本芳久 委員 そのお答えはわかるわけでありますけれども、現実的にはやはり先ほど言いましたように競争するということが、大変そういう中身の施策が目立つわけですけれども、これは有名になりました学力世界一と言われているフィンランドですけれども、ここでも学校評価というものが行われております。そして、このフィンランドの教育大臣は教職員が発達するのを助けるために学校評価、教員評価というものをやっていると、批判のためではないと。調査内容を公開をしたり、悪い学校を示す一覧表、そんなものもつくりませんと、こういうことを述べておられます。
これを聞いたイギリスの新聞記者が、このフィンランドという国はさらし者にしたり恥をかかせたりするやり方はしないと。抑圧よりも教育学で言う創造性が奨励されていると、これはイギリスの記者が言った言葉ですけれども、というふうに記事に書いているということであります。
イギリスは、今度の安倍首相もサッチャーの教育、サッチャーのやり方というのを大変傾倒されておられるようですけれども、やっぱりサッチャーの教育改革、これが結果としては大変なことになって、ブレア首相がその後教育費を3倍にまでして立て直さなくちゃならないというそういう状況になったというふうにいろんなところで見るんですけれども、そういうイギリスの記者がこういうことを言っております。
子供たちの評価というのも当然、その創造性を重視するという形で行われているというふうに思います。その中で、世界一学力を保っている、そういう国だというふうに思うんですけれども、確かに競争するということは全く私も否定するわけではないんですけれども、やはりそれが目標ということになりますと、いろんなことが起こってくる。スポーツの世界でも、一番勝ち負けが重要なスポーツの世界でも、やはりそれだけでやっていてはよろしくないわけで、そこにスポーツを楽しむとか興味を持つとかそんなことをやっている中で、結果的にいい成績をとれるとか、あるいは勝てなくてもそこでスポーツのよさをちゃんとかみしめて、そしてその後意欲を持ち続けられるとか、そんなことになってくると思うんです。
それで、このOECDのPISAの調査が発端でこの学力問題というのが出てきたわけですけれども、学力が下がった下がったというふうに言われているんですが、実際は数学とか理科とかの成績、これは順位は若干下がりましたけれども、統計的な誤差の範囲でありまして、1位グループというふうに評価をされています。
私はそれよりも問題なのは、別の調査もやっているんですけれども、ここに数学の調査が一つあるんですが、その数学への興味、関心、それから数学の楽しさということに関する設問が4つありまして、「数学の本などを読むのが楽しみである」「数学の授業が待ち遠しい」「楽しいから数学を勉強する」「数学を学ぶことに興味がある」と、こういう設問を日本の14歳にすると大体13%から32%、このぐらいの範囲に全部入っています。そして、これは順位は40カ国調査をした中で全部39位とか31位とか40位とかというそういうところへ来ているわけです。
テストの成績はいいんだけど、興味に関していうと大変弱いと。これはその後のやはり成績にも影響してくるんじゃないかというふうに私は思うんですけれども、そういう点で、この関心とか意欲、興味、そういうものを高めるために競争という方法は一つの外的な刺激といいますかプレッシャーだと思うんですけれども、中身からこういうことを勉強していこう、楽しもうというそういう内的な動機づけというものをどういう方法でやっていこうというふうに考えておられるのか、そこをお聞かせください。
◎中西吉明 教育長 まず、子供たちが授業や家庭学習に進んで取り組むというためには、学習に対する興味、関心を高めることが必要であります。そのためには、日常の授業をわかりやすく、そして知的好奇心を喚起するようなものにすることが大切であろうと考えております。
またそれとともに、いろんな講演会とか、あるいは体験活動、読書活動、これらを取り入れるなどいたしまして、そうしたことを通して学ぶことの意義をとらえ、意欲的、自主的に取り組んでいくという機会を充実させることが大切であるというふうに考えております。
◆盛本芳久 委員 私も全くそのとおりだと思うんですけれども、新しい首相の話しましたけれども、大変教育に燃えておられるようでありますけれども、出てくる教育行政の中身ということでいうと、学校評価をします、公開をします、そして競争すればいいものができてくると、これを繰り返し述べておられるだけで中身が全然見えてこないわけです。
それで、その教員や子供を駆り立てる競走馬のようなそういうイメージに私は聞こえるんですけれども、やはり今教育長おっしゃられたように、大事なことはやっぱり授業ということが大事でありまして、これを本当にいい授業、楽しい授業、わかりやすい授業というのを追求していかなくちゃならないと、これは現場教員しっかりやっていかないかんと思うんですけれども、先ほど吉田委員の話もありましたように、恐ろしく忙しい学校になっております。忙しくて授業する暇がないというそういう笑い話にもなるような話なんですけれども、そういう今教育長おっしゃられた授業の研究、こういうものに十分時間をかけてやれるそういう時間でありますとか場でありますとか、そういう環境整備をぜひやっていってほしいんですけれども、その辺についての意欲はどうですか。
◎中西吉明 教育長 授業が忙しいというのは十分わかっておりますが、ただそういう中にも先ほど申しましたいろんな体験活動、それから講演会等々、こういうものを利用したものも取り入れることは大変大事だろうと、このように思っております。
◆盛本芳久 委員 ぜひそういう時間の保障、人をふやすでありますとか、あるいは授業以外のいろんな報告物をもう半分、3分の1にするとか、そういう思い切ったことをぜひやっていただきたいというふうに思います。
それで、学力低下に関して言いますと、先ほど言いましたようにあの調査の中で一番問題だとされたのは読解力というところであります。読解リテラシーというふうに言っているようですが、そこがやっぱり問題で、今の学力低下の世間での言われ方というのは、例えば大学生が分数ができないとか漢字が書けんとか、そんなようないわゆる大人のイメージで学力下がった下がったと、こういうイメージになっています。しかし、今の若い人たち、あるいは生徒を見ると、いろんな能力は高くなっている部分もたくさんあると思います。いろんなプレゼンテーションの能力でありますとか、ITを操作する力とか、今のインターネット上でいうと今はWeb2.0とかいう新しい時代に入って、そこへ若者がいっぱい参加をして新しい取り組みがその中で生まれています。もう百科事典なんかは要りません。パソコンの方がよっぽどいいわけですけれども、そんな能力も高まっているわけなんですが、この読解力というのだけはやはりちょっと落ちているんじゃないかと、私も思います。
そこで、この読解力は本を読むという力は当然ですけれども、あとそれは連続型テキストと言うそうなんですけれども、非連続型のテキスト、これは図表とかグラフとか地図、こんなようなものを読むそういう力、こういうものを含んで読解力と。そういう中身を含んだPISAの調査がされているわけですけれども、そんな中でこの力を、読み解く力を高めるには、やはり本を読むということが基本だと思いますが、そのほかにいろんな情報分析の能力とかそういうことで図書館というものが大変重要になってくると思います。
それで、今の学校図書館というものの位置づけ、一般の市立、県立図書館もそうですけど、学校にある図書室、図書館、こういうものが大変重要な位置になってきているんじゃないかと思うんですけれども、教育長、その辺の認識はどうですか。
◎中西吉明 教育長 読解力向上のためには、やはり学校におけるさまざまな活動の中で、学校図書館を利用したそういう教育も大変必要であろうと思っております。図書館には子供たち一人一人の興味、関心にこたえて読書に親しむ場としての機能、あるいは調べ学習などで必要な情報収集する場としての機能等々があるということは承知をいたしているところでございます。
◆盛本芳久 委員 そういうことで、小学校、中学校でも司書の配置というものが進んでいるというふうに聞いております。それから、県立学校でも図書館司書という専任の司書が配置をされているわけですけれども、その辺の配置の状況ですね。すべての学校に入っているのか、あるいは市や町で差があるのか、あるいは高校の状況、その辺、お聞かせください。
◎中西吉明 教育長 司書の配置基準についての定めは特別ございませんが、県立の全日制高校43校すべて、それから定時制高校2校及び盲学校合わせて46校に専任の学校図書館司書を1名ずつ配置しております。
また、小中学校につきましてもそれぞれの市、町におきまして独自に司書を配置する市町があるということは承知をいたしております。
◆盛本芳久 委員 その市町独自でやっておるんですけど、その辺の配置の状況のぐあいというのはどうですか。
◎中西吉明 教育長 小学校、中学校合わせまして332校のうちの152校で設置をされているということでございますので、市町ごとの配置基準というのは異なっておりますが、単純に配置校数だけでとらえれば4割強程度というふうに考えております。
◆盛本芳久 委員 4割強ということですけれども、金沢市が配置をしていないというふうに聞いておりますけれども、そこが大変大きな数字でパーセントに影響を与えているんじゃないかと思うんですけれども、金沢のことですけれども英語も大事ですけれども、こっちの方が大事じゃないかと私は思いますけれども、その辺、高校はすべてのところに配置をされているということですが、そこに働く司書の雇用形態といいますか任用の仕方といいますか、その辺の石川県の任用の仕方、それから全国的に高校の司書というのはどういう働き方をしているのかその辺について、お聞かせください。
◎中西吉明 教育長 県立高校の図書館司書はすべて非常勤の嘱託職員でございます。1カ月の勤務日数が18日、1日の勤務時間は8時間となっております。
全国の状況でございますが、専任の正規職員を配置している都府県、あるいは学校事務職員と兼務の正規職員を配置している府県、また専任の正規職員と嘱託職員などの非正規職員を配置しているところ、さまざまな雇用形態となっております。
◆盛本芳久 委員 石川県の高校には正規の司書はいないというふうに聞いておりますけれども、一人も正規の司書がいない県というのは石川県以外にありますか。
◎中西吉明 教育長 石川県と秋田県というふうに聞いております。ただ、幾つかの県で専任の正規職員から専任の非正規職員に順次切りかえていく方針があるというふうにも聞いておるところでございます。
◆盛本芳久 委員 もう1回、正規から非正規に切りかえていく県があるということですか。
◎中西吉明 教育長 現在、専任の正規職員を配置している県で、今後、専任の非正規職員に切りかえていくというところもあるというふうに聞いておるところでございます。
◆盛本芳久 委員 それは初めて聞きましたけど、えらい後ろ向きな話だと思いますけれども、石川県と秋田県だけということで私は大変おくれているんじゃないかというふうに思います。進んで逆に向かっているところもあるようですけれども。
私がちょっと聞いたところによりますと、学校の実習助手とか、あるいは現業職員、そういうようないろんな形はあるようですけれども、まさに専任としてそこの仕事をきっちりやっているというところがほとんどだと思います。もちろん嘱託の方もいらっしゃっての話かと思いますけれども、それがもう30年ぐらい前からそういう状況で全国でそういうふうになってきているわけです。ところが、石川県は全くそういうことは進んでいないということです。
じゃあ仕事はどうなのかといいますと、私聞きますと、大変高校の、石川県の高校の司書の方々は本当にプロフェッショナルだなと私は思います、お話聞きますと。仕事はこれは皆さん御存じかもしれませんけど、本を選んだり整理をするとか、先生や生徒の相談に乗る。こんなのは日常的に当然のことですけれども、授業についての例えばこんな資料が欲しいんだと。例えば、仏像についてちょっと授業で調べたいんだというと、もう次の日には仏像関係の本が図書館にぼんと50冊並んでいるとか、そういう本当にサポートしてくれるそういう仕事をされております。そして、そのほかに生徒の図書委員会を指導するとか読書会を企画するとか、読書感想文を指導するとか読み聞かせを高校生と一緒に子供たちにするとか、あるいは自分自身ももちろんやるとか、それから夏休みになれば何千冊もある本を曝書というそうですけれども虫干しする仕事とか、さまざまなことを熱意を持ってやっておられます。それなのに、やっぱり非常勤職員です。そして給料も、お金のことでなんですけれども、改善が最近あったという話も聞きますけれども、私の聞いているところでは15年以上働いても月給は14万6,200円。とても自立できる給料じゃないと私は思うんです。
いろいろな経緯の中でこういう状況になってきたんだろうとは思うんですけれども、石川県では高校の図書館司書の仕事に対する正当な評価と処遇というものがなされてないんじゃないかと思うんですけれども、どうですか、教育長。
◎中西吉明 教育長 県立高校の図書館の運営につきましては、設置が義務づけられた司書教諭はもちろんのことでございますが、その司書教諭を補佐する非常勤の学校図書司書という方々も大きな役割を果たしているというふうに評価をいたしております。
また、それぞれのところで専任の司書教諭の配置されていないところにおきましても、嘱託司書を配置をいたしまして充実を図っているところでございます。
◆盛本芳久 委員 ちょっとよくわかりませんけれども、正当な評価がなされていないんじゃないかというお答えになっていないようですけれども、学校教育振興ビジョンの中には図書館教育大切だというふうに書いてあります。しかし、そこには図書館ボランティアを導入して活発にやっていくんだみたいなことを書いてあるんですけれども、今いる司書の方の働き方、あるいはこれをどうしていく。そのことが全然触れられていないんですね。
やはりこれはお金のかかる話でありますけれども、正規職員化というのを計画的に、早急にやっていく必要があると思うんですけれども、どうですか。
◎中西吉明 教育長 今後とも正規職員である司書教諭をより機能化させるという意味から、司書教諭を補佐する立場での非常勤の専任司書を引き続き配置していきたいというふうに考えております。
ただ、労働条件につきましては、学校図書館司書が意欲を持って仕事ができるように、知事部局とも連携しながら対応してまいりたいと考えております。
◆盛本芳久 委員 知事部局と連携しながらということですから、非常勤職員の関係の話になるんだろうと思うんですけれども、不満はありますけれども、これはぜひ真剣に考えていただきたいというふうに思います。
数をふやすとか補佐を入れるとかということよりも、まず中心になる人を、きちんとした安定して働けるそういう状況にするというのは一番重要なことだと私は思います。
総務部長、ちょっとお願いいたします。
この学校図書館司書の方は非常勤職員ということで、でも常勤的ということで長く何年も続けて働いておられる実態があるわけですが、県庁にはそういう職員の方がたくさんおられるんですが、この方々は法律的に育児休業とることできません。民間の企業では非正規雇用であっても1年間超えて雇用がされる見込みがあるとか、子供が生まれた先もそこに働いているということが、そういう状況を満たせば育児休業与えますと、こういう法律にことしの4月からなりました。しかし、公務員はなっていないということです。
それで、いわゆる1年で終わるという嘱託ではなくて、2年、3年続けて、もっと長くという職員もたくさんおられると思うんですけれども、その方々の中にはいわゆる出産の適齢期という方もたくさんおられるんじゃないかと思うんですが、その方々に育児休業を認めるという、そういう方向で検討するお考えはないですか。
◎稲岡伸哉 総務部長 この問題、委員御指摘のとおり法律によりまして基本的には長期継続雇用の常勤職員を育児休業の対象とするということで、非常勤職員は本来継続的な勤務を前提として任用されるものではないから法律の適用から除外をされていると、こういった構成になっておるところでございます。
このように法律上対象とされていないことから、私どもとしては非常勤職員である嘱託職員に育児休業、これを認めることはできないものと考えているところでございます。
◆盛本芳久 委員 それは完全なへ理屈でありまして、そうであれば任用の仕方を変えればいいわけでありまして、法律が悪いのか雇い方が悪いのか。お互いにこっちが悪い、こっちが悪いと言って、実は一番困っているのが本当に育児休業とりたい人と、こういう格好になっているわけです。それはどっちにしても私は雇用の仕方が悪いというふうに思っていますけれども、それをどっちにしても育児休業というのは保障されなくちゃならんというふうに思います。
先ほどの図書館司書の話では、これは文化県石川といってそういう状況だし、今度は子育て先進県といってそういう職員がまたたくさんいると、全くちぐはぐな感じがするんですが、知事、この非常勤職員の育児休業、ぜひ前へ進めるという議論できませんか。突然ですが。
◎谷本正憲 知事 現行の法律がそうなっておるということであれば、これは法律を前提にしてやっぱり運用していかざるを得ないということでありますから、基本的には法律をどうするのかという、これはそこをきちっとやっぱり議論していただく必要があるんではないか。今やりとりを聞いていまして、そんな印象を持った次第であります。
◆盛本芳久 委員 もちろん法律が変わるということは大変重要ですし、その働きかけも当然していただきたいんですが、これは時間のかかる話かもしれませんし、その前に県としてやれることないんですか。
◎谷本正憲 知事 詳細に承知しているわけでありませんが、現行法はそうなっとるということであれば、その法律を前提に運用するというのがやっぱりこれ我々の務めではないかという、そんな思いもしているわけでありますので、ここは法律がそう想定していないということであれば、それは想定できるように法律をきちっと改正するといいますか位置づけをするということが大事じゃないかというふうに私は思いますけど。
◆盛本芳久 委員 答えになっておりませんけれども、私は県がやれることがあるというふうに思っておりますので、指摘だけしておきます。
2分になってしまいました。何にも進みませんけれども、また教育長、お願いします。
前回の議会で南部総合養護学校の質問を尾西委員されましたけれども、これについて私もしたいと思いますけれども、新しい特別支援教育のあり方というものが出てきて、それに基づいてということかもしれませんが、南部総合養護学校をつくっていくんだということが発表されておりますけれども、これにかかわってこの総合化をしていく、あるいは学校を統合すると、このことに関して保護者の要望というものがあって、それに基づいてやられたことなんですか、これは。そういう計画になっているんですか。
◎中西吉明 教育長 平成14年度の石川の学校教育振興ビジョンの策定に当たりましては、県内の盲・聾・養護学校において児童生徒の障害の重度・重複化、あるいは養護学校の移転問題、また通学時間の課題等もあったことから、県内すべての養護学校の保護者及び教員に対しまして、今後の養護学校のあり方について調査を実施いたしました。
その結果、約70%の保護者から複数の障害に対応できる総合養護学校の設置を希望するという回答を得ているところでございます。
◆盛本芳久 委員 それはいつの調査ですか。何年の調査ですか。
◎中西吉明 教育長 年度についてはちょっと手元の資料ではございませんが、14年度作成のビジョンに当たってのアンケートということでございますので、その数年前だろうというふうに考えております。
◆盛本芳久 委員 済みません。時間来ましたけれども、相当前の調査だろうというふうに私は思いますけれども、現に南部総合養護学校をつくるということになれば、いわゆる対象となる人たちというのは限られてきますので、そこのところの意見というものを十分取り入れてこの先進めていかないと、これはニーズに沿わない、勝手に行政が考えてやっていくんだというそういう形になっていきますので、最後にこれから保護者、教職員の理解をどういうふうに得ていくのか。そして、プロセス、拙速は避けていただきたいんですが、そのさきのプロセスを聞いて終わりたいと思います。
◎中西吉明 教育長 毎年、盲・聾・養護学校PTAの各種大会あるいは教員の研究協議会、また各学校でのPTA、教員が参加する研修会等に積極的に県が出向きまして、県の施策や考え方を説明し、保護者の理解に努めてきておりまして、多くの皆さんの御理解を得られているものというふうに考えております。
今後もできる限り説明の機会を持って保護者の意見や要望等も聞きながら理解を図ってまいりたいと思っておりますし、南部総合養護学校の具体的な計画の策定に当たっては、これらの保護者の意見等を十分に聞きながら、また明和養護学校あるいは県立養護学校の今後の児童生徒の異動等を十分に見きわめつつ、設置スケジュール、時期などについて検討してまいりたいと考えております。
◆盛本芳久 委員 ありがとうございました。(拍手)
|