08年1月文教公安委員会報告 1月23日(水)
■ 主な議題
警察本部関係
(1) 平成20年石川県警察「運営の方針」及び「重点目標」について
(2) 猟銃等一斉検査の実施状況について
(3) 平成19年中の犯罪概況について
(4) 平成19年中の交通事故発生状況について
教育委員会関係
(1) 全国学力・学習状況調査の分析結果について
(2) 文化財の県指定について
(3) 世界遺産登録に向けた再提案書の提出等について
(4) 平成19年度全国中学校駅伝大会等の成績について
学校における新しい職設置に関して
◆盛本芳久 委員 関連して質問したいと思いますけれども、学校教育法が変わって、副校長の配置のほかにあと主幹教諭あるいは指導教諭というものが置けることになっているのですが、まずは副校長に関して、今、教育長から複数教頭がいる学校でまずというお話がありましたけれども、教頭が2人配置をされて第1教頭、第2教頭という形で仕事をしておられると思います。この辺の仕事分担をそれぞれがして、この分野は第1教頭、この分野は第2教頭というやり方をされていると思いますが、その一方を副校長にするというイメージかと思うのですが、教頭の複数制と、あるいはそこで副校長が一人できるのと何か大きな変化はありますか。
◎中西吉明 教育長 副校長といいますのは、校長の命を受けて校務をつかさどることができるということでありまして、今まで教頭は授業を受け持っていたわけですね。したがいまして、副校長になりますと授業を受け持たないで校務に専念できるということで、校長の負担も軽くなり教頭の負担も軽くなるというふうに我々は考えております。
◆盛本芳久 委員 そうなると、現在教頭が授業を持っているというお話でありましたけれども、学校によって相当違いがあるのではないかと思っているのですが、授業をほとんど持っておられない教頭もおられるし、もし持っているとすれば、お2人とも持っておられて、片方がそういうことになれば、教頭も校長も軽減されるかもしれないけれども、ではその授業をだれが持つのかということになると今度は一般教諭が持たなければいけないことになって、こっちが大変だということになったりしますけれども、副校長に関しては、加配は関連しないのですね。
◎中西吉明 教育長 副校長については、加配はありません。
◆盛本芳久 委員 そうなると、主幹教諭の話もお聞きしたいと思っているのですが、学校の組織的、機能的運営は大事なことだろうと思いますけれども、この話の中で、教員が子供ともっと向き合えるようにという趣旨の国会答弁もあったりして、授業の中でとか、一般教諭のゆとりをもうちょっとふやして子供たちと遊んだり勉強したりすることをふやしていくという目的も新しい職の設置にあると思うのですが、この辺との関連についてはどうですか。
◎中西吉明 教育長 当然、副校長、主幹、指導教諭、これらの職を置くことができるということになりますと、総合的にも考えていく必要があるかと思っております。御案内のように、主幹については国のほうでは1,000人の定員増ということですから加配がなされるものと思っておりますし、副校長、それから主幹あるいは指導教諭というものを通した中で組織的な運営がなされるものと思っております。
◆盛本芳久 委員 そうすると、主幹を配置した場合には加配があるという文科省の考え方になってくると思うのですが、その場合の加配のされ方、例えば持ち時数はどういう感じになっていくのか、あるいは加配される人は正規で1人を配置されることになるのか講師で対応されるのか、その辺の細かいことですけれども、ちょっとわかっているところがあったら教えてください。
◎宗末勝信 教育次長兼教職員課長 主幹教諭の担当授業時数を半分に軽減するというねらいで今回の定数措置が1,000人ということになっております。したがいまして、その半分の授業時数ですので、それを非常勤で対応するか常勤で対応するかはそれぞれの学校の授業時数等々を勘案して整理をして配置することになると思っております。
◆盛本芳久 委員 そうすると、常勤の通年講師とか非常勤の講師みたいな形になるということだろうと思うのですけれども、先ほどの学力状況調査の結果もそうですが、いろんな指導方法の改善のポイントみたいなことも書かれておりましたけれども、平均的にどうなのか、全体としてどうなのかという分析ですから、結局は一人一人の子供たちのこの子はここがいいとか、ここは弱いとか、そういうところを見つけ出して指導していくことを授業なり、生活指導の面でやっていくことになると思いますが、そんな点でいうと、主幹教諭になる人、あるいは指導教諭の人の持ち時数がどうなるかわかりませんけれども、いわゆる実力を持ったベテランなり力のある人の授業を持つ時間が減ってくることも逆にあるわけで、そこで講師が入ってくる。そして最近いろいろ聞きますと、講師がなかなか見つからない、あるいは教員の採用試験の倍率がちょっと下がってきている。学校の先生はおもしろくないとか大変だということもあるのかもしれません。
そんなようなことで、結局教師の指導力がそのことによって低下をしていかないかというのを非常に心配するのですけれども、いろんなことにつながってきますが、この話に限っていえば講師を配置していく、そして現場で授業を持っていた力のある先生が主幹に回る。いわゆる組織を束ねるリーダーの役にかわっていくことについて、マイナス面の懸念があると思うのですが、その辺の対策というか考え方はどうですか。
◎中西吉明 教育長 学校全体の教員の指導力をアップさせるという意味で、我々は今までも研修あるいはベテラン教員の授業方法を参考にしながら若い先生方に学んでいただく制度を取り入れておりますが、今回の副校長、主幹教諭と同時に指導教諭という職務を設置することによりまして、若手教員を含めた一般教員のさらなる指導力アップが図られるものと期待をしております。
◆盛本芳久 委員 私も期待はするのですけれども、もちろん若い人たちを指導して全体的にレベルを上げていく役をしてもらうのだろうと思いますが、いろんな現場の先生方と話をしておりますと、こういう職が新しくできて、人がふえるわけですから、講師であっても加配になるわけですからいいのではないかと、もちろん正規に一人ふえるとか定数が変わるのが一番よいと思いますけれども、そこまで行かない中で、これはいいのではないかと聞きますと、いや、そんなことにはなかなかならないですよとみんなが言うわけです。なぜかというと、こういう新しい職ができて、自分は主幹になりました、指導教諭になりましたとなったときに、先生方はみんなまじめなので、当たり前ですけれども当たった仕事を何かしなければいけないと思ってしまい、それで物すごく頑張って、いろんなことを考えて余計に忙しくなる。新しいアイデアをどんどん出して、そのことでかえって子供と向き合わないように進んでいってしまうのだと。これが今の人事考課制度も絡んでの話だと思いますけれども、自分がそういう仕事についたら頑張る、それは当然なのですが、そのことがかえって逆方向に行くという懸念もあるわけです。あったらいけないことですけれども。
だからその辺の方向に向いていかないように、やっぱり大事なところは子供たちと直接向き合うとか、それからきめ細かい指導ができることが一番の目的ということを押さえてこの職をつくっていく、そして当たった人にそういうお話をしていくことが重要だと思いますが、いかがですか。
◎中西吉明 教育長 そもそもこの制度は、子供たちと向き合う時間の拡充を図るための制度改正ですので、この改正の趣旨に沿った実行がなされるように我々も努めていきたいと思っております。
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