07年10月文教公安委員会報告
■ 主な議題
教育委員会関係
(1) 県立高等学校の活性化推進計画について
(2) 平成20年度県立学校第1学年入学者の募集定員について
(3) 平成20年度石川県公立学校教員採用候補者の選考結果について
(4) 第62回国民体育大会における本県選手団の成績について
(5) 石川県立自然史資料館の指定管理者について
警察本部関係
(1) スイミングクラブコーチ女性コーチ殺人事件の公訴時効について
(2) 平成19年第18回暴力団追放石川県民大会の開催について
(3) 秋の全国交通安全運動の実施結果について
高校再編について
◆盛本芳久 委員 同様の件で質問したいと思いますけれども、まず能登のほうですけれども、全体的な印象としては、余りに急ぎ過ぎなのではないかということをずっと言い続けてきたのですけれども、来年の4月からスタートしていくと、募集停止にばっさりなるということについては、地域の理解、納得というか了解は完全にということはないかもしれませんけれども、おおよそ得られているという印象を持っておられるのかもしれないですが、やはりまだまだすっきりしない、なぜこんなに早くやらなければならないのかという意見をたくさん聞くわけです。
それで、精力的にいろんなところと話を進めてきた、回数もたくさんやられてきたというふうに、聞いておりますけれども、もう一度どのあたりの方々とどんな意見交換をしてきたのか、その辺のところを振り返ってもう一度お聞かせ願えませんか。
◎中西吉明 教育長 私どもはこの策定に当たりまして、それぞれ該当する地元に対しまして何回となくお邪魔をしながら県教育委員会の考え方を十分説明してきたつもりでおります。
その対象というのは、どういう方々を対象にということですが、地元の首長さん、議会関係者はもちろんですが、経済関係の皆さん、それから何といいましても保護者の皆さん、同窓会の皆さん、そういう方々も大変大事だと思っておりまして、そういうところには特に保護者の皆さんには丁寧に説明をさせていただいたつもりでおります。
◆盛本芳久 委員 保護者というのは高校、在校生、それから中学生、この両方ですね。
この先10年間ということですけれども、5年先、10年先に我が子が高校生になっていく、その親たちは、自分の子供が成長していったときに地域にどんな高校があるのか、どういう姿になっていくのかということについては大変重要な問題だと思いますが、そこら辺の方々からの意見の聴取というのは行われなかったということですか。
◎中西吉明 教育長 その方々というよりも、当然保護者の方にはいろんな年齢層のお子さんがいらっしゃるわけです。また一方、町のいろんな関係者の方々にも十分説明をさせていただいておりますので、10年先を見据えたということですが、この高校再編、活性化できる教育環境は喫緊の課題であるというからには、十分な説明をさせていただいた中で、待つことによって環境が改善されるのであればその期間は十分お待ちしますが、残念ながら子供さんの数が年々減り続けるという状況の中では、どこかで決断をしなければならない。一方で、今回は固有の学校の名前を出していただいた提言でもありましたので、その辺はやはり県教育委員会としての責任として、受験生を控えた中学生を初めとする子供さん、それから保護者の皆さんにもしっかりとした安心をしていただくためには、きっちりと説明した上でできるだけ早い決断が必要であるというふうに考えた結果、この判断をしたところです。
◆盛本芳久 委員 県教委としての方針を出していくということは、別に否定するわけではないのですけれども、その案をどれだけの時間をかけて議論するかということが大事だと私はずっと言ってきたのですが、仮に当初の予定、昨年度の2月なり3月あたりに方針が出されて、そして年度をまたいで議論が行われてきて、募集定員につながるというのなら、百歩譲ってそんなこともあるのかなという感じはしているのですが、提言中間まとめが出て、そして活性化案というものが今出ていく。これが余りにスピードが速過ぎる。そして、突然来年の4月からありませんよという中でやはり戸惑いを感じておられる方がたくさんいると聞くわけです。
そして、もちろん高校、中学校という学校側もこれに向けての準備は当然していかなければいけないわけですが、これも決まらないとできないわけで、今からやっていくことになると、現場の先生方も大変だなと、仕事ですからやるでしょうけれども、もう少しゆとりがあってもいいのではないか。もうちょっと話を聞いてもらいたいことがたくさんあったと思うのですが、その辺のスピードが余りに速い。これは私の印象だけではないと思うのですが、しつこいようですけれども、その辺についてはどうですか。それでもやはり来年4月からスタートさせなければならないという、どうしてもそこだという理由がよくわからないです。
◎中西吉明 教育長 質問にお答えするのも繰り返しになって恐縮ですが、先ほど申しましたように、この提言というのは専門家の集まりであります推進会議の委員の皆さんが1年半かけて、現地にも足を運んでいただいて学校も視察をしていただいた中で出していただいた結論です。その提言を受けるということは大変重いことだと思っております。
したがいまして、先ほども申しましたが具体的な学校名を盛り込んだ提言でありますから、繰り返しになりますが、受験を控える生徒、保護者、中学校などに不安や混乱が少ないようにということを考えまして、可能な限り迅速に方針をお示しする必要があるのではないか。
こういうことで、十分現地にも入らせていただき、いろんな意見を聞いた中で最終的な判断をさせていただいたということです。
◆盛本芳久 委員 その推進会議ですけれども、きついことを言うかもしれませんけれども、有識者と言われますがイエスマンの方々を集めて、その方向性を定めた上で、そういう方向へ持っていって、そして、これは国ではタウンミーティングというような問題になったこともありましたけれども、そんな中で話が進められていったなという印象はぬぐえないのですが、それは見解が違うだろうともちろん思いますけれども、輪島とか穴水では存続させてほしいという議会での意見書も出ている。議会、県に対して意見書を出してくるというのは重要なことだと思いますし、その辺からいえば地元の理解を得られないままスタートしてしまうのかなというふうにやはり思ってしまうのですが、能登の部分についてはこれで終わりにしますけれども、その辺についてはどうですか。
◎中西吉明 教育長 町のほうの意見もいろいろありました。しかしながら、当初は町の振興活性化のために地元のシンボルである学校を残してくれという意見でした。そういう意見を十分ちょうだいしましたが、町の活性化はもちろん大事ですし、振興策としては大いに結構ですが、そのために子供たちの教育環境が犠牲になってはいけないということを訴え続けてまいりました。その辺では御理解をいただいているものと思っております。
◆盛本芳久 委員 そうなるとまたもともとの議論になって、多いほうが子供たちにとっては不幸だというそこに戻ってしまうのでそれはやりませんけれども、私は理解が得られていない、まだまだ納得されていない方がたくさんいるというふうにいろんなところから聞いています。
これからも話し合いをぜひ続けていってほしいということを要望しておきたいと思います。あと加賀聖城高校の件についてですが、昼の部については募集停止となり学年進行でいくということですけれども、現在、加賀聖城高校の昼を停止し、なくする理由は、より多くのニーズにこたえるために小松北高校を3部制にしてここの午前をなくするという理解でいいですか。
◎中西吉明 教育長 当然、限られた生徒数ですので、その辺は十分勘案しながら、提言にもありましたようにやはりこれからは、学びたい生徒さんの午前、午後、夜間という多様なニーズにこたえるためには、ある程度県内の中で基幹的に3校ぐらいが必要ではないかということですし、我々としても金沢中央高校が既に3部制をしいて、それなりの実績を上げておりますので、そういう傾向の子供さんに対して十分対応できるようにということで北高校には3部制を導入させていただく。
そのかわり、先ほど申しましたが、全体としての生徒さんの数が限られている現状では、聖城高校の昼間部は募集停止をしたいと思っております。
◆盛本芳久 委員 そういう理由だということですが、午後の部というのは現状、中央高校にしても志願の状況からいえば、まず午前中が一番人気があるというか、そこから埋まっていくといったらなんですけれども、そこがあって第2希望的に午後の部が出てくるという話も聞くわけです。もちろん午後がいいといって最初から希望する子もいると思いますけれども。そして、それはなぜかというと午後に入れるとアルバイトをしている子もたくさんいるので、時間帯的には無駄といったらなんですけれども、朝それなりに出てこないと午後間に合わないし、朝アルバイトをして出てくるということにもなかなかならないわけですし、終わると夕方になるというようなこともあって、やはり朝のニーズは高いという話を聞いているわけです。そして、まさに加賀から朝の部分というものがなくなってしまうと、現状、ここへ通っている子供たちがどこへ、どうなるのか。
ということは、今、年配の方もおられますけれども中学校を卒業した子が加賀聖城へ来ている理由というのは、やはり全日制を不合格になったとか、あるいはいろんな事情で不登校などになって小さいところでゆっくりと学びたいとか、そういうことで来ているわけですが、これが加賀からなくなってしまうことによってそのニーズを受けとめることはできるのですか。
◎中西吉明 教育長 定時制に来られる子供さんの理由というのはさまざまでして、例えばおっしゃったように不登校の生徒さんは、朝普通の学校が始まるような時間帯には余り動きたくない。自分自身、ほかの生徒、全日制の子供さんと会うのが余り好ましくない。したがって、午後から行きたいとかいろんなニーズがあります。
そういう意味で、私どもはこの3部制というのはそれなりに多様な生徒さんの要望にはこたえていけるのではないかと思っておりますし、夜間と違い昼間ですので全日制でもそこそこの通学時間を要して通っていただく方もおいでますので、私どもは小松北高校で受けとめることができると思っております。
◆盛本芳久 委員 現在、加賀聖城高校の募集、志願者の状況を見ると、大体20人ぐらいずつ午前中の部に入ってきているわけです。この20人ぐらいの子たちが来年の4月どういうふうになるのかわかりませんけれども、この子らが全部小松北高校のほうへ行くということにはなかなかならないだろうし、加賀市内のいろんな全日制高校が、いろんなニーズを持った子たちをどう受け入れるのかということも重要になってくるでしょうし、その辺の何か読みというか、その辺がどうもすっきりしないので、これはなくなってしまうと途方に暮れてしまう中学卒業生がかなり出てくるのではないか。不登校になっている子供たちの中には、家庭的、経済的に大変苦しい子の比率が高いこともちょっと聞いておりますし、今は自転車で通っている子が多いけれども、小松北へ行くことになりますとバスに乗る、あるいはJRに乗る、いろんなことに出ていくお金もかかってきますし、そんな点から見てもこれをばっさりやるということはちょっと厳しいのではないかと思うのですけれども、読みはどうですか。
◎中西吉明 教育長 加賀高校は既に3学級で大幅な定員割れを起こしております。したがいまして、加賀市内では十分中学校卒業生を受け入れるだけのキャパシティはあると思っております。あとは生徒さんが全日制を選ばれるか定時制を選ばれるかということであろうと思っております。ですから、全体の枠としてはきっちり確保していると思っております。
◆盛本芳久 委員 数字としてはそういうことだろうと思います。ただ、ここはどうでしたか、記憶がありませんけれども定数内の不合格がやはり出ているのではないかと思いますし、例えば加賀高校が何がしかの問題といったらあれですけれども、そういう課題を抱えている子供たちに対応できる体制ができるのかどうなのか。例えば、この加賀聖城高校がなくなった場合に、不登校の子供たちが加賀高校に行ったとして、それはどこの高校でも一緒かもしれませんけれども、そんな状況になるのですか。
◎中西吉明 教育長 県内いずれの高等学校でも十分高校生にふさわしい対応はとれると思っております。
◆盛本芳久 委員 そういうふうにおっしゃられるのでしょうが、やはり昼の部が募集停止になるというのは大変厳しいと思います。答申というか方針が出てしまっているわけですが、検討していただきたい。そして、高校へ行きたいのだけれども、最後の学び直しの場がなくなってしまって、さあどうしようということにならないように進路指導なり受け入れ体制みたいなものをきっちり整えていただきたいということをお願いしておきたいと思います。
◎中西吉明 教育長 中学校卒業生がどの高校を選ばれるか、それについてどういうスタンスで臨まれるか、きっちりとその辺は市教委を通じまして各中学校に徹底できるように指導したいと思っております。
◆盛本芳久 委員 長くなって申しわけないですけれども、定時制全体にかかわっていいますと、ことしは市立工業の定時制も募集停止するという話が出ています。県もその前に県工の定時制、夜間部をなくしているわけですけれども、そのときは市立工業の定時制があるからいいと言ったかどうかわかりませんけれども、そういうこともあって県が募集停止をした。今回は金沢市が募集停止をした。その辺の県と市の連携、そして全体の定時制のあり方みたいなものをどうするかという、そういうトータルで物事が進んでいっていない。それは金沢との話し合いも含めて全体的な考え方。どうも地域3つで1つずつ、そして3部制と、それだけしか見えてこないのですけれども、市立工業の停止にかかわってはどうですか。
◎中西吉明 教育長 これは金沢市教育委員会がお決めになることですので、特にコメントする立場ではありませんが、ただ、我々としては県立工業高校の定時制を廃止した折には、金沢中央高校の総合学科の工業系を残しておりますので、その辺の専門学科、コースというのはしっかり残っていると考えております。
◆盛本芳久 委員 人数は少ないですけれども、弱い立場に置かれている子供たちもおりますし、そういうことを考慮に入れて定時制全体というものを丁寧に見ていってほしいということを言っておきたいと思います。
◎中西吉明 教育長 まさに定時制、働きながら学ばれる方に対して、十分な教育の場の提供が必要だということで、今回の提言には夜間定時制はしっかりとそのまま残すことにさせていただいたことで御理解をいただきたいと思います。
◆盛本芳久 委員 そう言われると、働く意欲があって働いている人たちに対応してあげる。それはもちろん当然ですけれども、やはり厳しいものを抱えている弱い子に、例えば不登校の子とかそういう子ですが、そういう子には最も教育が求められているのでありますし、そういう点でいえば先ほどの午前中を残してほしいという話になるのですが、そんなこともぜひ考慮していただきたいということです。
珠洲地区における特別支援学級の設置について
別件ですけれども特別支援教育というのがことしから始まりましたけれども、その中で、石川県は特殊学級を1名の生徒であっても開設する方針で、これは全国でも余りないということで、そこら辺の障害児教育に対する手厚い措置はしてきたと思いますが、その方針はことしも変わっておりませんね。
◎浅田秀雄 学校指導課長 この件については、市町教委が特別支援学級への就学が適切であると判断した場合には、県としては児童生徒が1人でも学級の開設を認めているというところです。
◆盛本芳久 委員 それで、そのときにどの学校が適切かというのは、就学指導委員会で答申が出るわけですが、やはり最終的には親御さんの希望、思いというものを聞いて、地域の子供たちと一緒の同じ学校へ行かせたいということで特殊学級というものができてきたと思いますが、どうも珠洲の七尾養護学校の分校ができてから、珠洲方面の特殊学級が開設されなくなってきている。分校があるのだからそっちへ行きなさいみたいなそういうかなり強い指導が行われているように聞くのですが、そんなことはありませんか。
◎浅田秀雄 学校指導課長 この点については、県としては市町教委に対して法令に従って保護者の意見、それから就学指導委員会の意見を聴取した上で、児童生徒の障害の状況に応じた適切な就学がなされるように指導してきているところです。
したがいまして、市町教委においても対象となる児童生徒の障害の特徴というものを十分に把握した上で、保護者、それから市町の就学指導委員会の意見をもとに学校の設備あるいは子供にとっての教育環境、こういったことを十分に総合的に判断して就学指導に当たっていると我々は考えております。
◆盛本芳久 委員 それで、珠洲分校に高等部が欲しいと。やはり高校になっても地元へ通わせたいという希望でできたものだと私は思っているので、小中の特殊学級を希望している親御さんもかなりおられるわけです。もちろん分校へ入りたいという親御さんもおられる。希望はいろいろあるわけですけれども、法令に従ってという話もありましたが、学校教育法も改正されて附帯決議も出ておりますし、やはり保護者の意見を十分に聞いて、特殊学級の設置を頭から否定するようなそういう状況にならないようにぜひお願いをしたいと、要望しておきたいと思います。
県外視察 10月3日〜5日
鹿児島県機動センター → 県立甲南高等学校 http://www.synapse.ne.jp/kounanhs/
鹿児島県警中央署・天文館対策課 https://www.pref.kagoshima.jp/police/anshin/zentai/tenmonkan/index.html →
屋久島(環境省屋久島世界遺産センター http://www.sizenken.biodic.go.jp/park/np/kirishima/topics/19/
→ 屋久島環境文化センター http://www.yakushima.or.jp/mura/mura-top.htm )
鹿児島県埋蔵文化財センター・上野原縄文の森 http://www.jomon-no-mori.jp/top.htm
  
▲ 多くの島長い海岸線をもつ鹿児島,交通機動隊,機動隊,警察犬訓練連施設などが集約,一元管理されている
▼ 文化財指定の由緒ある建物の中での学校生活は心に何か良いものをもたらしているようだ 甲南高校
  
鹿児島の繁華街「天文館」の安全を守る対策課,マスコット「天ちゃん」と巨漢の課長 ▲
 
世界遺産屋久島 これは誰が見ても世界遺産だ 次回は縄文杉まで4時間歩きたい
千尋(せんびろ)の滝を見た宮崎駿は次回作の主人公の名前を思いついた「千と千尋の神隠し」 ▲
  
▼ 県内各地で発掘された遺物はセンターで記録保存修復が行われる
200人を超えるパートの女性たちが緻密な作業にとりくんでいた 楽しそー
  
金沢・加賀視察 2007年10月16日
金沢錦丘中学校・高校 http://www.ishikawa-c.ed.jp/~nisikh/ →
小松警察署 http://www.police.kanazawa.ishikawa.jp/keisatusyo/koma/komatu.htm →
白山市立蕪城小学校 http://www.bujo-e.matto.ed.jp/
  
▲ 併設型中高一貫校
本年度はじめて錦丘中学校から入学した生徒と一般入試で入学した生徒が一緒に学んでいる
恵まれた施設の中で,総合的に人格形成をはかっていく県立中・高であってほしい
  
▲ 新築なった小松警察署,中も外も明るいイメージである 柔剣道場も気持ちがよい
 
▲ 以前にも一度訪れているが,メディアルーム(図書館)は整備が進んでいた
白山市が誇る読書・図書館教育の進展を見つめていきたい ▲ ランチルームでは先生方の研究会
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