07年9月文教公安委員会報告
■ 主な議題
警察本部関係
(1) 付託案件
議案第1号中関係分
報告第1号
(2) 報告事項
・動物の愛護及び管理に関する法律違反事件の検挙について
・指定管理者制度導入施設の管理状況の評価について
教育委員会関係
(1) 付託案件
議案第1号中関係分、同第3号中関係分、同第15号
請願第8号
(2) 報告事項
・「県立高等学校の活性化に関する提言」について
・「いしかわ教育ウィーク」における事業の取り組みについて
・指定管理者制度導入施設の管理状況の評価について
子どもとインターネット犯罪について
◆盛本芳久 委員 インターネット出会い系サイトの問題について質問しますが、インターネット、携帯などを使った出会い系のいろんな有害情報が出ているのですが、子供たちは今携帯電話を相当持っています。高校生はほとんど、中学生は半分以上という状況かと思いますが、全国の状況をこの前教えていただきましたら、出会い系サイトに関連した事件で検挙された事件の被害者のうち80%以上が18歳未満の児童だったというふうに聞いております。全国では被害者708人と聞いていますが、石川県内で18歳未満の子供たちが出会い系サイトで犯罪に巻き込まれて被害者になったという、その辺の最近の状況を教えていただきたいです。
◎岡田恭幸 少年課長 少年が携帯電話の出会い系サイトを通じて事件に巻き込まれたというようなケースは、確かに県内においても発生しております。
大きく分けて少年が犯罪被害に遭うというケースですが、これは主として性行為やわいせつ図画といったもののいわゆる性的被害が主でして、本年に入りこれらの犯罪、児童買春、児童ポルノ法違反は、7件検挙しております。そうした被害児童は5名です。
それと、逆にこの出会い系サイトを通じて少年が事件を引き起こすというケースは、サイトで知り合った相手方を対象とした恐喝あるいは窃盗事件、それと覚せい剤使用というような事件もありました。本年に入りこうしたものは3件検挙しております。
◆盛本芳久 委員 全国的な割合からすればそんなものなのかなという感じもするのですが、今はインターネット、自宅のパソコンというよりは携帯がほとんどだと思います。昔はテレホンクラブ、テレクラというのがありましたが、私が学校現場におりましたときは子供が余りにも電話をし過ぎて大変なので、お母さんが家の電話を箱に入れて南京錠をかけるというそんなうわさもありましたけれども、それがだんだん電話の子機を持って部屋に入って電話をかけるようになっていって、いよいよ携帯電話と。ますます個室化みたいのが進んでいると思うのですが、その対策として携帯電話、パソコンもそうですけど、フィルタリングをかけるという話を聞くのですが、その方法は普及しているのか、どんな方法によってそれができるのか、その辺をちょっと教えていただきたいです。
◎岡田恭幸 少年課長 このようにネット上での有害環境浄化対策ということを、申すまでもなく現在は少年非行防止やそういった少年を保護していくという上においては極めて重要な課題であると我々考えております。
特に私どもとすれば、そういった少年犯罪をターゲットとするような事犯については重点的にこれまで取り締まりをやっております。
それと御質問のフィルタリングですけど、これは確かに有害情報を物理的に遮断するという上においては最も効果的であると承知しておりますが、確かに認知度等は低いです。
ここに内閣府が本年の3月に調査をして、7月に公表したという数字がありますので、若干紹介します。
父親がこのフィルタリングそのものについて知っているかという問いについて、父親32%、母親16.5%。では、使っているのかどうかということでは、小学生は1.2%、中学生は0.8%、それから高校生が1.1%と極めて使用率並びに認知度、特に保護者の認知度は低いです。
そうしたことから、我々は教育委員会と連携して非行防止教室とか保護者連絡会とかそういったものを通じて広報啓発をやっているのですが、それと通信事業者等に対しても積極的にこういったフィルタリングを導入してくれということで申し入れは行っております。去る5月8日にも県内の全事業者にお集まりいただいて、そういった普及の啓発活動を申し合わせたところです。
◆盛本芳久 委員 携帯がどのような、機能なりいろんな使い方があるかというのは当然子供のほうがよく知っているわけで、その中で一体何が起こっているのかということすら親は知らない、大人は知らないというところがあると思うのですが、そのフィルタリング、もしそういうことがある程度広まって、そして自分の子供の携帯にそういうものをきちんとしたいならば、多分買ったときにやるのが一番有効だろうと思いますが、途中からでもそんなことはもちろんできると思いますが、一たん持ってしまったものはなかなかやりにくいです。新しく携帯を持つ子供を中心に保護者にそういうことを働きかけることも必要かと思うのですが、その辺はどうですか。
◎岡田恭幸 少年課長 確かに今携帯電話のフィルタリングについては、そうした意味合いにおいては保護者対策と、もう一つは量販店対策、やはり直接販売することとなる量販店に対してはフィルタリング機能の説明だとか販売時における利用時の利用意思の確認とか、今委員がおっしゃいました既に契約して持っているものについても、今持ち込めば無料というふうに伺っております。そういうふうに量販店対策と保護者対策はしっかり関係機関と連携してやっていきたいと思っております。
◆盛本芳久 委員 先ほど少しお話しをされましたが、普及をもう少し広めていくということをやってほしいと思います。大人が一番悪いわけで、その取り締まりを今やっているということなので、その具体的なことを聞かせていただきたいのと、それと別にネットによるいじめが今事件として大きく全国ニュースになっていますけれども、サイバーパトロールというのを石川県はやっている。民間委託をするという話もありましたが、そんなネット関連の子供たちのいじめ、犯罪にかかわるようなものの強化というか現状というか、この先どういうふうに進めていこうとしているのか。その辺もまとめてお聞きして終わりたいと思います。
◎岡田恭幸 少年課長 まず、取り締まりということですが、一つはサイバーパトロール、それともう一つは、違法なものは検挙活動ということになりますが、有害であって違法に至らないものについては、事業者等へ積極的に削除要請していくといったことも行っております。
それと、そういったものの相談ですが、学校裏サイトとかでいろいろ言われるわけですが、そういったことに対して当課においてはいじめ110番とか、ヤングテレホンとか、サイバー関係の相談等をこの種の事件の相談窓口として結構広くとっております。そういった形で、実際本年に入ってから携帯電話絡みで10件ばかりの相談があったわけです。それについては一つ一つ今言った対応、事業者への削除要請もしましたし、関係者を呼んで注意喚起する、あるいは教育委員会を通じて学校の先生と対策してもらう。具体的に事件検挙はありませんが、そういったことで広く対応しているところです。
高校再編について
◆盛本芳久 委員 本会議でも高校再編について質問させていただきましたが、それにかかわってもう少し質問したいと思います。提言が発表されて議会でも話題になって、議論が盛り上がってきたというか、始まってきたという感じがしていますが、これまで特に地域の皆さんとの話し合いを続けてきたのだろうと思いますが、今、教育長は、早くやってしまったほうが不安がないという論調でお話しされていましたが、基本的には長い時間をとって話し合うというふうにしてほしいと思っているのですけれども、そういうことを前提に、これまで地域とどんな話し合いをどの程度やってこられたのか。あるいは11月1日には、1日かどうか知りませんが、もう来年度の入試要項が例年ですと出るわけですし、その前に募集定員の発表もあるわけですから、そんな中で説明の日程みたいなものを考えておられるのかお聞きしたいと思います。
◎中西吉明 教育長 我々は提言をいただいてから、その策定に向けてまず地域の方々にいろんな意見をお伺いするということで、統合対象校の保護者の方あるいは同窓会の関係者はもちろんですが、関係の中学校のPTA関係者、地域の経済界の代表者、あるいは市や町を代表する議会関係者の方々等から、今後の学校づくりについての地域の思いをお聞かせいただいているところであり、その中で例えば地域の思いを酌み取った学科やコースの設置を踏まえた教育課程の編成に取り組んでいきたいと思っているところです。
今後もこういうように積極的にPTA関係者、学校関係者等々を含めた中で積極的に説明を行っていきたいと思っております。
◆盛本芳久 委員 それを具体的にどんな感じでやっていくのかということを聞きたいのですが、先ほども言いましたように、今議論がわーっとなってきているところがあると思うのですが、そんなところでは例えば市民、町民あるいはその辺地域全体に何か会を開いてそこで説明をするとか、そんなような予定はあるのですか。
◎中西吉明 教育長 先ほど申しましたようにPTAと申しましても、役員といいますか数多くの方々に御参加もいただいておりますし、いろんなところで機会を見ながら説明させていただいております。そういう中の意見を十分酌み取った中でやっていきたいと思っております。
◆盛本芳久 委員 とことんやって、みんなが納得してというのは、なかなか難しいと思いますが、やはりそこは何か不満が残ってしまう。それが大きく残ってしまうということがないようにぜひお願いしたいと思います。そして、私はやはり急がないでやってほしいということをつけ加えておきたいと思います。
もう一つ定時制高校についてですが、これは能登の七尾城北と羽松を統合して3部制のものにしていく、あるいは加賀の小松北と聖城、これも統合して3部制にしていくと、そんなような提言になっているかと思いますが、現在の人数を見ますと相当な数の子供たちがそれぞれの定時制で学んでいるということでありますし、これを今ただちに統合しなければならないのかというのは大変疑問があるのですが、特に加賀は小松北が140人、聖城は100人で、1学年ではありませんが全部合わせてそれだけの生徒が学んでいるわけですけれども、これは急いでやっていく理由としてニーズが3部制にしてという、この3部制というのが強調されておりますが、3部制にするということと統合するということがどのようにつながるかというのはいま一つわからないのですが、どのようなイメージですか。これが今のままで3部制にニーズがあるのだったら、そういう方向でというのは考えられないですか。
◎中西吉明 教育長 さきにお断りしておきますが、私どもは、この再編計画を急いでいるわけではありません。ただ、子供たちの教育環境を守るということは喫緊の課題であると再三申し上げているわけでして、喫緊の課題であるからにはできるところはきちんとしていくことが本来の教育委員会の仕事だと思っております。
お尋ねの定時制関係については、提言は加賀、金沢、能登、それぞれの地区に多様な学びをする定時制のところで3部制を導入してほしいということで、既に金沢の中央高校はやっているわけですが、逆に言いますと今御指摘の能登方面、加賀方面に1校そういう3部制の多様な生徒が学べるようなものを設けるようにという提言をいただいているわけです。
我々はこの提言を受けて、さらに本来の定時制高校のあり方というのが何なのかということを十分吟味した中で、再三代表質問等でもお答えしておりますが、本来の定時制の学ぶ原点は何かといいますと、やはり勤労青少年の教育等に重要な役割を果たしてきたわけですから、そういう点はしっかりと頭に入れながら再編計画を立てていきたいと思っております。
◆盛本芳久 委員 それでその3部制というものとその統合というのが、この提言の中ではリンクするような形で書かれている。統合して3部制にするのがよいと。理由はよくわからないのですが、教育委員会がその提言を受けてもちろんそういう方向でやられるということであれば、その考え方がどうなのかということは理解されていると思いますが、統合するということ、3部制にするということはどういう関連があるのですか。
◎中西吉明 教育長 統合するということについては、提言の中ではそうなっております。
我々はその統合するという趣旨を踏まえた中で、統合して仮にそういうニーズにこたえる必要があると判断すれば3部制の定時制も設けなければならないと思っているところです。
◆盛本芳久 委員 ということは、統合するということになれば3部制を考えなければならないと。3部制を実現するために統合が必要だと、そういうわけではないのですね。
◎中西吉明 教育長 先ほどから申しておりますが、最近の定時制といいますのは御承知のように夜間だけではなくて、本来の勤労以外の多面なニーズを持った生徒が来るわけですが、そういう子供たちの受け皿として、3部制の定時制があってもいいのではないかということであり、統合イコール3部制というよりも必要なものはつくろうということです。
◆盛本芳久 委員 直接関連しているということではなく、どちらかが条件というわけではないということですが、やはり定時制が今後どういう形で進んでいくのかということが、3部制というのも含めてある程度何かビジョンみたいなものが必要だろうと思いますが、富山の高岡に志貴野高校という定時制がありますけれども、ここは今、高岡の駅前にあるビルの7階から12階までのフロアすべてが、体育館も含めてそこの高校というそんな形のものがあるのですが、ビルの中にあればいいとか駅前にあればいいというそういう単純な話ではなく、やはりそこも3部制のようですが、通いやすいとか、あるいはそこの施設が充実をしているとかでいろんなニーズにこたえることができるとか。何かそういうビジョンみたいなものを示した上で定時制の今後のあり方はこういうふうにしていく、そういうことで統合が必要ならこうだとか、何かトータルにビジョンを出して再編というものをやっていってほしいと思います。
基本的には生徒が減っていくだろうとか、効率を求めてまとめるほうがいいのだろうとか、そういうことがイメージとしてどうしてもつきまとっているので、やはり明るい先が見えるというものにぜひ定時制もしてほしいと思います。
要望ですか、もし何かあったらお答え願いたいと思います。
◎中西吉明 教育長 繰り返しになりますが、働きながら学ぶ生徒への配慮というのは大変大切だと思っております。
したがいまして、夜間部に通う生徒については下校する時間帯が遅くなるということも当然あるわけですから、勤務時間が遅くなることもあるでしょうし、やはりここは全日制とは違った視点に立って考える必要があるということを再三申し上げておりますので、御理解いただきたいと思います。
|