07年5月A 文教公安委員会報告
■ 主な議題
警察本部関係
(1) 平成19年第3回石川県議会定例会提出予定案件について
(2) 平成18年度警察署協議会の開催状況について
(3) 金沢市鞍月地内における警察官に対する殺人未遂事件の発生について
(4) 平成19年春の全国交通安全運動の実施結果について
教育委員会関係
(1) 平成19年第3回石川県議会定例会提出予定案件の概要について
(2) いしかわっ子体力アップ推進事業について
盛本質問
高校再編と定時制通信制について
◆盛本芳久 委員 高校再編に絡んでひとつ要望といいますか、生徒数が減ってきているという、特に能登地方の話ですけれども、そんな中でいわゆる経費を削減するとか、人員を削っていって効率化を図るという点ではそういうことも必要だという御意見があると思うのですが、やはり生徒のいろいろ通学でありますとか、日常の生活、あるいは部活動にしても人数が多ければよいというけれども、結局通学に時間がかかって部活動の時間がかえって少なくなるとか、いろんな状況がさまざまあると思うのです。そんなことを検討されて話を進められているのだろうと思いますし、それからこの前も少し言いましたけれども、やはり学校というのは地域の核になっているわけですから、地域の活気というかそういういろんな活動の大事な部分を担っているということもあるので、そんなようなことについては慎重にやっていただきたいと思います。
そして、こんな再編整備の案があると、学校現場なり保護者なり生徒なりが準備をする期間というのは中学校、高校、地域全部含めて、1年は最低必要だろうと思います。
4年前だったと思いますけれども、小木の分校が廃校になったということがありましたけれども、あのときも実はかなり突然でありまして、地域の中学生たちはみんな高校の進路調べというのをしていて、もちろん生徒数は10名もいなかったと思いますけれども、そんな中で一生懸命調べて、ああ、こんな高校もあったんだと、おもしろいこともやっていると、そんな興味を示している子もいたというふうに聞いていますけれども、それが突然募集段階になってすぱっとなくなった。そんなようなこともあるわけで、さまざまなことがあるので慎重にやっていただきたいということをひとつ私の要望としてお願いをしたいと思います。
ちょっとそれと関連しますけれども、高校は定時制、通信制というものも県内にはあるわけですけれども、この辺の志願者とか入学者の状況の最近の傾向はどうなっているのかということを、何かわかりやすく説明していただけませんか。
◎浅田秀雄 学校指導課長 通信制の状況ということで、お伝えしておきます。
通信の場合の受験の結果でありますけれども、平成19年度入試では受験者数が50名ということになっております。合格者が46名でありました。平成18年度については、受験者が68名、合格者は66名と、こういう状況になっております。
◆盛本芳久 委員 現在在籍は何人ぐらい、泉丘通信制はいるのでしょうか。
◎浅田秀雄 学校指導課長 19年5月1日の在籍者数ということで申し上げますと、1年次生が64名、これは入学者プラス過年度生が含まれるということになっております。2年次生が170名、3年次生が224名、4年次生が420名、計878名、こういうふうになっております。
◆盛本芳久 委員 こんなにたくさんいるということは私も知りませんでしたけれども、いろんな生徒のニーズとかいろんなことが多様化をしておりますし、この数字というのをどういうふうに見て、今後の通信制の形態をこういう勉強の仕方をしたいという子ももちろんいると思うんですけれども、やはり全日制があって定時制があって、そして本当は全日制に行きたかったけど、あるいは定時制に行きたかったけど通信制というのもあるかもしれないし、その辺の状況というのはどんなとらえ方をされていますか。
◎浅田秀雄 学校指導課長 どういう動機の中で通信が選ばれるかということになろうかと思いますが、これは現在の子供たちの様子を見ておりますと、生活のリズムであるとか、あるいは学習の仕方であるとか、さまざまな形の子が存在していると。そうした中で、通信という形である意味では人との圧力が少ない中でみずからの学びを進めていきたいと、こういう子が基本的には通信を選んでくるかなというふうに考えております。
◆盛本芳久 委員 そういう傾向に対して教育委員会としてどういう対応をしていくのか。今後の定時制なり通信制の定員とかカリキュラムとか、その辺、どんな対応をしていくのかということをお聞きしたいのですけれども、教育振興ビジョンではいろんな多様な生徒が在籍するようになって、状況は大きく変化をしている。そのために多様な教育内容の学習形態、そんなものを改善して、新しいシステムの充実を図りますというようなビジョンになっているので、その辺の工夫をされてきたこととか、これまでの反省なり分析なり、今後の方向というのはどんなふうに考えておられますか。
◎浅田秀雄 学校指導課長 石川の学校教育振興ビジョンの中でも、特に定時制という部分についてトライ・アンド・ドリーム・ハイスクールという名称が使われてもいるわけですけれども、これは振興ビジョンの中で使われた基本的には造語ということではあります。
その思いはどういうところにあるかと申しますと、これは今まさに申しましたさまざまな生活スタイル、あるいは学習スタイルを持った生徒が、まさに自己実現を図れるように、4年間をかけて自分のペースに合わせてゆっくりと学べるそういう定時制のメリットということです。そういう中で、多様な教科、科目を開設できるようにするというものであるということです。
具体的にはこれは金沢中央高校において平成16年度に総合学科という形でこの名称を使い、開設をしたということです。
◆盛本芳久 委員 そのやり方がどうであったのかという総括というのは一応されているのですか。この点がよかったとか、この辺はあまりうまくいかなかったとか、そんなことは余り言えないのかもしれないですけれども、どうですか。
◎浅田秀雄 学校指導課長 金沢中央高校の例は、このような学科改変を行うということですが、従前の学科別の形態と比べると、生徒自身が選択可能なそういう教科、科目が多い。それから、単位修得の時間帯がかなりゆったりとした時間帯になっているということから、意欲的に学習している生徒も多くなっていると聞いているわけで、平成16年度に開設ということでありますので、我々としてはその成果を期待しているというところです。
◆盛本芳久 委員 いろんな生徒がおりますから、どんなニーズでどういうふうな高校を選択肢として置いておくのかということは重要だと思うので、それはある意味では再編整備の中で、これはきちんと確保しておかなければならないとか、あるいはこれは削減していくものだとか、その辺の見通しというものがよく見えてこないわけですけれども、私はやはりそういうニーズというものはあると思いますし、逆に全日制の方へもっと行きたいけれどもこっちへ来ざるを得ないという子もいると思います。そういうふうにすると、定時制とか通信制の人数が少なくなる。少なくなると廃止をしなければいけない。そういう方向になってきたりするのですけれども、効率は悪いかもしれないけど、小さくてもニーズのあるものはやはり残していくというそんな方向性、そして、やっぱり自分の望む形態の学びたいやり方ができる高校というものを可能な限り保証してあげるという方向で再編の方も進めていってほしいというふうに思うのです。今は、何もかも削るというふうな方向しか、私の非常に偏った見解かもしれませんけれども、そんなことが大変心配されますので、教育長、その辺はどうでしょうか。
◎中西吉明 教育長 定時制、通信制に限らず、社会の変化、あるいは生徒の多様化というものに対しては柔軟に対応できる、そういう仕組みをつくっていくことが大変大事だろうと思っています。
したがって、特に定時制、通信制に限りますと、こういう関係の皆さんからもしっかりと意見を聞きながら、そして子供たちのニーズを踏まえた、そして今後の生徒の多様な学びの場の整備についても、今まさに推進会議で議論をいただいている最中です。ということを御理解いただきたいと思います
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